= 3/4と6/8の違い =

ワークなどで拍子記号を入れる問題を見たとき、『4分の3拍子』と『8分の6拍子』で迷っている子をよく見かけます。
どちらも1小節の中に8分音符が6つ入るので、迷うんですよね。
ですが、4分の3拍子の場合は、『1と,2と,3と』というように、3つの塊として捉えます。
反対に、8分の6拍子の場合は、『123,456』というように、2つの塊として捉えます。
ただ、このように口で説明してもなかなかわかるものではないので、私は実際にノートに書かせるようにしています。

まずは、1小節に8分音符を6つ並べてもらいます。(1つ1つにはたを付けて)

この状態だと、3/4なのか、6/8なのかはわかりません。

これを3/4にするために、
「1と,2と,3と,と3つに分けるには、1つの塊にいくつ入れたらいいかな?
塊になるように、○をつけていってごらん」
と言います。



その後、「8分音符を2つ書くときは?1つ1つはたをつけないよね?」と言い、2つずつ繋げさせます。



これで、4分の3拍子の完成。

また同じようにして6/8も、
「今度は、123,456と2つに分けるには、いくつずつの塊にしたらいいかな?」



その後、それぞれの8分音符を繋げさせます。



これで、8分の6拍子も完成。

こうして自分で書くことによって、3/4と6/8の違いを実感します。