【第3話】 先生デビュー 其の3

(ノ ̄。 ̄;)<3 フゥ...っと息をつき、3人目を迎えた。

もね 「こんにちはっ♪」(●⌒▽⌒ι)ノ ←早くもお疲れモード。
Mチャン 「こんにちは。」(● ̄▽ ̄●) ←(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォー 今回は、イケルかっ!?
もね 「『Mちゃん』って言うんだぁ。 かわいい名前だねぇ♪ じゃあ、ちょっとピアノに触ってみようか♪」
 言われるがままにピアノの椅子に座ったMチャン。ヾ( ̄▽ ̄*)イイコイイコ。
もね 「Mちゃんは、ピアノ弾くの初めてかなぁ?」
Mチャン 「(¨)(‥)(¨)(‥)ウンウン。」 
もね 「じゃあ、ピアノ弾く前に...。」とまで言いかけた時...。


  ブギャーーーン!! ゴィーーーン!!


Mチャンの初作曲『怪獣の笑い声』に私の言葉は遮られた...。
やっぱりね...。何もないとは、思ってないさ。ヽ(´ー`)ノ
あまりにも楽しそうだったので、そのまま弾かせてあげた。
その後、飽きたのか今度は教室中を走り回った...。
何度か声をかけてみたが、そのチビッコ怪獣には私の言葉が届いてないらしぃ...。
(p_q、)シクシク (p_・q)チラ (p_q、)シクシク

その後、4人目、5人目...とこなし(もちろん、“レッスン”ではなく、“戦い”を。)、最後の一人となった。
その子は、1年生のTクン。 やったよぅ!! 本日初の小学生っ!!(T▽T)
某楽器店から、この教室に移ってきた。
前に弾いていた曲などを弾いてもらい、『先生』としての実感がわいた。

一通り『体験レッスン』が終わり、私の初生徒となったのは、7名。ヽ(⌒∇⌒*)ノヽ(*⌒∇⌒)ノ ワーイワーイ♪
ピアノの先生になりたいために音大に入り、まだ学生だったが私の夢は叶ってしまった。
体験レッスンの後、これからの“先生生活”を想像し、不安と期待で胸がいっぱいだった。    

そう...、数ヶ月後に辞めたいと思うなんて...、これっぽっちも考えなかった...。